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VOICE OF EMPLOYEES

社員の声

2009年入社 製造部

Manufacturing Department
  • レジストではどんな仕事をしているのか?

    高等学校卒業後2009年の4月から1ヶ月ほど江刺工場で研修を受け、同年5月に本社工場へ異動となりました。2023年で13年目になります。現在は製造2課でレジスト工程を担当しています。レジスト工程は、成膜された基板の上を感光材でコーティングする作業になります。基板への塗布はアームユニットという自動塗布装置を使って、感光材が指定の厚さになるようにコートしています。

    レジスト工程で重要なのは異物によるレジスト欠陥を発生させない、レジストをムラなく均一にコートすることです。レジスト塗布前後の検査は異物欠陥を抑制する大切な作業になります。検査方法は成膜と同様に室内の明かりを消し、検査ランプの明かりを使って数ミクロンの欠陥検査を行います。成膜でも成膜後の検査を行いますが、レジスト工程でも同様に検査を実施することでより欠陥の少ない高品質な製品を作るよう心がけています。

    塗布後は製品をケースに入れてテーピングを行います。その後、梱包工程を経てお客様に納品します。私が担当している製品は、レジスト工程の検査が出荷前の最終検査となります。製品の外観検査や異物付着、欠陥検査を行います。規格内の合格品を納品するように、検査には細心の注意を払って行っています。

  • この仕事のやりがいとは?

    同じ業界に従事していなければ「マスクブランクス」と聞いて、どのような製品かイメージすることが難しいと思います。製品自体が液晶パネルや半導体になるのではなく、それらの原版を作製しています。写真で言うところの「ネガ」を想像してもらえると分かりやすいかもしれません。そのため自分が手掛けた製品そのものが普段の生活の中で見る機会はありませんが、携帯電子機器やゲーム機器に組み込まれている半導体の部品を制作した経験もあります。しかも、私が担当した製品なので、それが世界中で使われていると考えると達成感がありますね。自分もそのゲーム機で遊んだりしています(笑)
    お客様から世界一の品質と評価していただけたことは、13年間の中で一番のやりがいとなっていますし、これからも世界一を目指していきます。